アイドレスデータ

●新規アイドレス●
●特殊用途ウォードレスの開発●
ウォードレス:咆月
評価 体格 筋力 耐久 外見 敏捷 器用 感覚 知識 幸運
ウォードレス:咆月
煌月SHQ引継ぎ
咆月SHQ
通常合計
ファンタジー世界合計
L:咆月={
 t:名称=咆月(装備)
 t:評価=全能力評価+4
 t:特殊={
  *咆月の装備カテゴリ = ウォードレスとして扱う。
  *咆月は歩兵として扱う。
  *咆月装備者は全領域で戦闘出来るが、ファンタジー世界では補正される評価は+4から+2に下がる。
  *咆月は歩兵として扱う。
  *咆月は絶技を受けた時、破壊される代わりにその効果が着用者に及ぶのを防ぐ。
  *咆月は藩王、摂政、士族でなければ身につけることが出来ない。
  *咆月はウォードレスダンサー1名を必要とする。このウォードレスダンサーの能力をベースとして評価修正を加える
  *咆月は白兵戦、近距離戦、中距離戦、遠距離戦闘行為ができ、この時、これら攻撃判定は評価+1される。
  *咆月は対空戦行為ができ対空戦闘は4として扱う。
  *戦闘時に1機につき食料4万tを使用する。
  *咆月の人機数=2人機として扱う。
  *アタックランク12として数える。
 }
 t:→次のアイドレス = 戦闘舞踏服の開発(イベント)

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アイドレスWiki より
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煌月の後継機として開発された特殊用途ウォードレス。
煌月と同じく、歩兵にコスト以上の能力を与える優秀なWDである。
歩兵としては初めて対空戦闘能力および対絶技能力を獲得し、さらに全領域で使用可能となったことで汎用性を大きく向上させている。

煌月のSHQを引き継いだ上に単独でもSHQを取っているため全性能に+4されており(合計増幅率+8)、4.3人分の働きをする.攻撃力はさらに+1されるため5.16人分の能力となり、十分にコストに見合うかそれ以上であるといえよう。咆月は食料+4で燃料を追加消費しないので,少なくとも燃料分お得である。

ただし弱点もないわけではない。レムーリアで動作不可能なキャラクターもこれを着ていれば動けるのだが、絶技を1度受けると破壊される=防護効果もなくなってしまい,即死してしまう可能性があるのだ。
(解説執筆:GENZ:20080410)
ウォードレス:咆月:最終設計図(決定稿)
画:是空とおる
●特記事項
 プラス要素とマイナス要素を内包させることにより、性能を向上させる。
 制約をつけ、特化した機能を活かす。

 (目的は【開発概要】に列記しました。最低限でも【開発概要】をご確認ください)

 デザインは男性用にはウォータードラゴン&サンダーバード
 女性用にはファイアーキャット&アースタートル
をモチーフとしている。
目次

●トップへ

T:開発概要

U:現運弱点の改善

V:要素解説

W:精霊回路【なぜなに開発秘話】

X:精霊回路【設計コンセプト】

Y:兵装(ヴァンダナ&藤野ワールド)

Z:外伝・開発の歴史(デザイン)

[:外伝・開発の歴史(咆月生産SS)

●おまけ
●序文
特殊用途ウォードレスの開発/一般性能要求(要点)
 ウォードレスとは、サイボーグ系統の中でもウォードレスダンサーと呼ばれる特化した部隊のみが着用を許された強化服のことである。
 一般性能として強力にして万能を要求されるこの野心的な設定の強化服は、ただの歩兵がI=Dと単独戦闘をし、集団戦闘を運用することで戦局を一転させる存在として生み出されることになった。

 そんな中、特殊用途ウォードレスとは対アラダ戦を意識したもので、表面に絶技対策用の精霊回路が施されたものである。
 また、装甲が2倍の厚さになり、人工筋肉による増幅率も大幅に引き上げられている。
 結果、使いづらく根源力が5万以上でないと装備できない物になったら少数が量産され、活躍した。
T:開発概要
●開発概要
開発コードネーム:咆月(ほうげつ)

1:絶技対策用の精霊回路(対アラダ戦を意識)
2:装甲が2倍の厚さ
3:人工筋肉増幅率も大幅引き上げ
4:根源力5万以上(士族専用WDと言える)

●プラス要素
1:精霊回路:使用その1(特にプラス要素に働く機能、絶技対策)
2:装甲2倍、増幅率大幅向上
3:精霊回路:使用その2(時にマイナス要素に働く機能)
4:生命(起動)維持

■例:精霊回路により、対アラダ能力を有す。シオネの円環の能力などが有効か?(対絶技対策)
■例:WD煌月の後期型。能力向上は必須。

●マイナス要素
1:装着者制限(下記)
2:WD煌月装着可能者であり、なおかつ根源力5万越え
3:士族申請をしている者だけしか着用できない
4:生命(起動)維持使用時は増幅率にマイナス修正が入る

■例:WD煌月→全能力が+2を上記に当てはめた場合、レムーリアなどで装着者=サイボーグを動かす(生きる)ために精霊回路の力を使うため、全能力+1、またはそれ以下。などのバランスで【生きていくことに特化】した機体開発を目指す。
■例:WD煌月→全能力が+2を上記に当てはめた場合、宇宙などで装着者=生身を動かす(生きる)ために精霊回路の力を使うため、全能力+1、またはそれ以下。などのバランスで【生きていくことに特化】した機体開発を目指す。
U:現運弱点の改善
WD煌月は戦場を駆け抜けた。

E87 宇宙侵攻 /E91 ガンパレード・ブルー
E94 ノワールの戦い/E95 ルージュの戦い/E96 宇宙の戦い
E90−3 護民官出動/EEX ロジャー奪還

ほかにも、他国への供出などにより、様々な環境を戦い抜いてきた。
多くの運用データが【次期主力ウォードレス】として流用される予定であった。
しかし、あまりにも多用な世界での戦いはWD自体の弱点も大きく露呈させた。

実際、レムーリア、式神世界とおぼしき世界への出兵をFEGは取りやめている。
(しかし、藩国民、藩王含めほとんどの戦場は経験済み、実体験が今回の開発に大いに参考になっている)

単純明快。上記状況での【特殊用途】使用が可能なウォードレス。
激化・多様化する対アラダ戦闘への生き残りをかけた、特化型ウォードレスの開発が必要視された。

1:サイボーグ技術外の世界では稼動しない。
2:アラダの絶技にも機械を止めるものがある。
1+2:非機械I=Dの開発が必須である。
しかし、機械国家のFEGでは非機械の開発は可能なのか?

その答えが、精霊回路にあったのだ。
V:要素解説
●要素解説
・精霊回路は模様さえあってれば【どこでも使え】【どこでも動く】回路である。
・その特性を活かし、WD、サイボーグが動かない世界にも精霊回路で稼動可能にする。ただし、適応できるが、能力補正は格段に下がる=生命維持装置的なイメージ。

●精霊回路の開発
・新妻素子、是空とおる(開発主任、宇宙経験者)
・ハードボイルドペンギン(精霊手の使い手)
・滋賀、岩手、千葉(セプテントリオン関係者、レムーリア経験者)
・海法紀光(開発協力)=星見視点。聯合国。
W:精霊回路【なぜなに開発秘話】
フィールド・エレメンツ・グローリー藩王
(是空とおる)
VS
海法避け藩国藩王
(海法紀光)
数ターンぶりに聯合を組んだ両国藩王。
FEGの地を訪れた海法紀光は、盟友是空とおるとグラスを傾ける。
「七つの世界で動く
ウォードレスが欲しい?」
海法紀光
(ACE)
(ちなみに
後ろ姿ね→)
 是空王に言われて海法は考える。
「ああ。七つの世界へ、うちの国民が着ていけるウォードレスだ」 是空とおる
(ACE)
是空王は、
真面目な顔をしてうなずいた。
「兵器というのは、
特化するからこそ
不得意もあるわけで、
設計段階で万能というのは、
あまりお勧めできないな」
「万能が欲しいわけじゃない。
ただ、
どこの世界にも助けにいける
手段が欲しいだけだ」
「……できないことはないが」 言われて海法は考える。
「できるのか?」
「うむ。機械を全部とりのぞいて布にすればいい。ただの服なら、どこの世界にも着てけるぞ」
「ばかーーーー!!」
是空チョップ炸裂。
「……あー、そういや、
FEGってサイボーグ国家
だったね」
「そうなのよ」
「つまり何か?
七つの世界で動く
生命維持装置を作りたいと」
(生命維持の
必要ない場所では
単純な強化服
として活用したい)
「そうだ。できるか?」
「うむ。布にすれば……」
「ばかーーーー!!」
星になる海法。
5秒で復帰。
「……いやいや、
話は最後まで聞け」
「おまえ最後まで
全部聞いても
同じネタに落とすだろ!!」
「繰り返しはギャグの基本だろうが!」
海法、謎の逆ギレ。
「ばかーーーー
!!!!」
三度目の是空チョップ。
これにて繰り返し
ギャグ終了である。
「戦争舞踏服だよ」
(最終的には
布地にも精霊回路を
埋め込んだ
デザインになった)
「あんだって?」
「青の厚志が着ていたやつだ」 (結局今回は
瀬戸口の
絢爛舞踏服を
モチーフに
しました)
「あぁ、あれ」
「第5世界のウォードレスは、元々、第二世界の戦争舞踏服が起源だ。要するに元々は、メカでもバイオでもなく、魔術で強化された服だったということだ。 (うんぬん)
(かんぬん) その起源に立ち戻ったウォードレスを作れば……複数世界技術の混合になるが……いやいや元々、精霊回路を組み込むんだ。であるならば……うむむ」
「……ま、そのへんは、
未婚号を作った
避け藩なら詳しいだろ?」
(避け藩国は
唯一の
魔道兵器
開発国家)
指折り数えながら延々考え込む
海法の肩を叩いて、是空は言い残す。
(本当に
俺が描くとは……)
「もちろん
対アラダ対策も盛り込んでくれ。
俺は他のACE陣営の
意見も聞いて
図面ひいてみるわ」
「わかった。任せろ」
海法は、一つ指を折る。
数えているのは、
設定に準拠した
嫌がらせを幾つ盛り込めるか

である。
なお、この対談は史実である。
X:精霊回路【設計コンセプト】
 かくして、対談も終ったところで【七つの世界で動く(かもしれない)WD】の設計が始まった。
 基本コンセプトは、機械と魔術によるフェイルセーフである。
 機械が動かない場所は魔術で、魔術が動かない場所は機械で生命維持を行う。(開発概要参照)
●戦争舞踏服
 第二世界技術は、歌と踊りとされるが、具体的な解析は未だなされていない。
 ただしアイドレス世界における「詠唱戦」は、「詠い唱える」ことによってリューンに干渉する以上、これに近いと考えられる。
 是空に依頼された海法は、なんと自国の避け藩国(森国)人に、無理矢理ウォードレスを着せて、詠唱戦を行わせ、その感想を設計に反映させた。結果、詠唱戦の効果を高めるには、本人が詠唱の「リズム」を体感できることが重要ということがわかった。
 大地を踏みしめた震動を殺さず、あたりの音や、自分の喉の震えなどを全身で感じ取れる構造とすることで、舞踏および詠唱によってリューンが発生することを確認。

 リューンの使用には、バルカラル文字が使われた。

 海法所有の万能翻訳機とエルフ語辞典で、「生命」「賦活」「活力」「生存」「死んじゃダメ」「がんばれ」などを、片っ端から書き込んだものだが、どうやら、なんとか機能する模様である。
 ついでに、エルフ語で「是空love素子」とか書かれているのは、海法しか知らない秘密らしい。 (素子には解読されてそのまま世界移動に持って行かれたらしいが……)
服装は絢爛舞踏服を基本とする。
(瀬戸口が着用したものを参照)
なお、男性用にはウォータードラゴン&サンダーバード
をモチーフとしたデザイン。
女性用にはファイアーキャット&アースタートル
をモチーフとしたデザインとなっている。
ウォードレス機構
 鉄は魔術の天敵と言われる。機能停止した際、魔術部分と干渉しないよう、繊細な注意が払われた。

 基礎構造は、できるだけ単純な機構にし、コンピュータ支援をカット。フルマニュアルによる操縦者の熟練が必要なWDとなった。

 魔術によってハイテク部品が停止することを逆用。ハイテク部品を「魔術センサー」として組み込み、それの停止を感知することで、スムーズに全体を魔術モードへ移行する機構となっている。

 WD自体の構造は新妻素子設計、元・セプテントリオン系統のACE陣営が監修し、実験体として是空とおるが率先して開発に携わった。
ウォードレスにおけるフル装備
活動範囲で装備を選ぶ
ウォードレス着用時も
精霊回路は当然発動している
精霊回路
 是空&海法は式神の城2・3・七夜月およびニーギ救出作戦の際に収集した精霊回路のスケッチを元に、未婚号での試験結果をフィードバック。精霊回路の基本機構を分析した。
 精霊回路のエッチングには銀糸を使い、FEG藩国総出で、お針子をすることとなった。

 精霊回路は、ウォードレスの表面および内部の二層構造となっている。

 表面は、対絶技用精霊回路である。リューンを吸収し、閉回路でショートさせることで、無効化する。精霊回路は、ショートさせる際焼き切れるため、一度の戦闘での使用回数は限られている。これは「七夜月」における、七城メイの絶技(シオネの円環)をコピーしたものである。単純な回路ではあるが、効果は絶大である。

 内面は、生命維持装置である。循環系、呼吸器系を一個の回路と捉え、精霊回路によって代替したものを、所有者のリューンで駆動させる。

 このため、根源力の高い、士族専用のウォードレスとなった。
精霊回路は主に
インナースーツに施してある
装甲にもすべて
精霊回路を施してある
Y:兵装(ヴァンダナ&藤野ワールド)
 咆月はニューワールドと第6世界(式神世界又はNW以上の技術レベルを持つ世界)では通常状態での高い補正率を利用した高火力武装による制圧戦闘を行うが、それらの武装が使用できないレムーリアなどの場合、対応する装備が変更される。
 これを主にファンタジー用武装、装備などと呼ぶが、こういった世界ごとの対応として、大きく3種類に分類できる武装が用意されている。
 なおFEG主力WDの煌月とは違い少数での運用も考慮に入れられている為、大量の武装が用意されており通常では考えられないぐらいの過剰武装とも取られる武装だが、完成直後に武装設計担当者である藤野@FEGは「これでもまだ足りないぞ? 相手はアラダだ! 本当は戦術核でも持たせてやりたかったんだが……」とデスクに突っ伏しながら寝言を言っていたらしい。
 なお試作品製作担当者であるヴァンダナ@FEGは「まだまだやるぞー!」と意味不明の言葉を試作品製作室の床に倒れたまま叫んでいたそうな……。

 その活動は藩王のチョップが入るまで行われた。
 以下は現在までに開発された装備のリストである。
装備リストと使用世界観イメージ
現代世界装備 ファンタジー世界装備
01 23ミリハンドライフル 11 大型槍
02 12.7ミリ機関銃 12 中型鍛造剣
03 15ミリアサルトライフル 13 弓矢
04 40ミリ自動擲弾銃 14 剣鈴(レプリカ)
05 大型手榴弾
06 対アラダ用70口径大型特殊拳銃「メディエイター」
07 40ミリ高射機関砲
08 ウォーアクス 未来世界装備
09 超高度大太刀 15 10ミリ電磁投射砲「突貫丸」
10 シールド(全世界共通使用) 16 パルスレーザーガン
※注:使用弾薬(参考)
 02/12.7ミリ機関銃・03/15ミリアサルトライフルには口径には差があるが
 AP(徹甲弾)・API(焼夷徹甲弾)・FMJ(フルメタルジャケット)弾を使用する。

 01/23ミリハンドライフル・07/40ミリ高射機関砲には口径には差があるが
 APFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)・HEAT−MP(多目的対戦車榴弾)・HEAT(成形炸薬弾)の3種類を
 攻撃用として使用し特殊用途弾で照明弾・対レーザー用煙幕弾の2種類がある。

 04/40ミリ自動擲弾銃には専用の調整破片榴弾を使用する。
 これは弾殻を薄くする代わり、その内周にそって人為的に形状を整えた人工破片を貼り付けることで、
 破片威力を均等に割り振りして均一に破片をばら撒き攻撃する弾薬である。
 攻撃補助用の弾薬で対レーザー用煙幕弾も配備されている。
咆月:兵装【現代世界装備】その1
上から 23ミリハンドライフル
12.7ミリ機関銃
15ミリアサルトライフル
40ミリ自動擲弾銃/手榴弾
対アラダ用70口径大型特殊拳銃/メディエイター(中折れ一発式拳銃)
●23ミリハンドライフル
 咆月を長距離戦闘に対応させる為に作った装備。
 歩兵で言う大口径対物ライフルである。23ミリと非常に大きな口径の為、この装備は分類上はライフルだが実際は砲として扱われる。装弾数は弾倉に10発と少ないが威力と高い初速でそれがカバー出来る。弾自体にも推進剤が組み込まれているため射程は3キロメートル近くある。
 ライフル本体に搭載された電子眼搭載照準機と咆月をリンクさせて照準させるので命中精度も申し分なく最大射程で発射しても着弾地点は誤差数ミリに抑えることが出来る。破壊力としては厚さ30ミリの鉄板をやすやすとぶち抜きながらも砲弾にまだ運動エネルギーが残っているほどの脅威の破壊力である。
 ただし砲身が長く重量も非常にあるため持ち運びと取り回しに難がある。
 ちなみに短銃身化して取り回しを向上させた物も存在し、主にHEAT−MP(これら弾薬は下の注:使用弾薬を参照のこと)とAPFSDSを装填して散弾銃のような用途として使われる。
 屋内試験場での試射時に試射目標を跡形もなく吹き飛ばしたという曰く付きの武装。

●12.7ミリ機関銃
 咆月の主要武装として開発されたベルトリンク給弾式の大口径機関銃である。
 作動方式は連射時の動作確実性を高める為、反動利用式とボルト左右に突き出しているローラーの摩擦を利用したロックを採用し、弾詰まりを起こしずらいオープンボルトで発射される。
 命中精度はそれほど高くはないが高威力なので咆月単体での使用以外にも歩兵部隊の陣地に据え付けて使用されることがある。
 弾薬は本体下の箱型弾倉からベルトリンクで給弾されて弾倉はハードポイントの何処かに取り付ける。
 この機関銃を両手に装備して2つ同時に発射した時は全WD中最大の制圧能力を誇ると言われている。
 有効射程は700メートルほど、使用時は正確に狙うのではなく敵がいそうな場所に目測で連射を行い弾幕射撃を行う。

●15ミリアサルトライフル
 これも咆月の主要武装として開発されたアサルトライフルである。
 人工筋肉の補正率が向上した咆月での運用の為に開発された。
 煌月などのサイズのWDでは扱えないような15ミリ大口径弾をフルオート射撃できるものである。
 作動方式はガス圧利用とローラーロッキングを組み合わせさらにクローズドボルトで発射する為、命中精度も高い。
 形状は煌月の7.9ミリアサルトライフルと同じく取り回しを重視したブルパップタイプに設計された。
 ただし使用弾薬が大きく装弾数が弾倉の幅を広げジグザグに弾を込めるダブルカラム装填でも20発とあまり多くないので12.7ミリ機関銃と同時運用されることが多い。
 破壊力は建物の壁越しに敵を破壊できるほど強力である。
 有効射程は約1キロメートル、普段は500〜700メートルで使用することが多い。熟練者は3点射(3発フルオートで撃つこと)で弾薬の無駄撃ちを防いでいる。

●40ミリ自動擲弾銃
 咆月の用途として歩兵支援がありそのために開発された装備。炸裂して破片を撒き散らす小型の調整破片榴弾を曲射軌道で建物越しにフルオート射撃が可能な歩兵相手としては凶悪な兵器となる。
 対歩兵戦闘以外には敵センサーを榴弾炸裂時の破片で破壊して索敵能力を奪うという用途にも使用可能。作動方式は非常にオーソドックスなブローバックタイプのボルトが組み込まれオープンボルト式で動作する。装弾数は12発で有効射程はおよそ800メートル。

●手榴弾
 これは撤退時や敵を路地など閉所空間に追い込んだときに使用する武装である。
 煌月のものと違い大型化により鋭利な破片と高性能爆薬が大量に内蔵されている。
 爆発時には半径10メートルに致命的な損害を与えそこからさらに5メートル以内の物も高圧高熱の爆風で損害を与える。
 威力的には155ミリの榴弾砲にも匹敵する武装だが使い方を誤れば味方にも大きな被害が出るため非常に危険であり使用には注意が必要である。
 なおオプションの爆発力収束用ライナーを取り付けた上でワイヤーやレーザーセンサー、さらにタイマーを取り付けることにより簡易発破装置としての使用も可能。工兵部隊にも供給され重宝されているようだ。

●対アラダ用70口径大型特殊拳銃【メディエイター】
 特殊用途WDとして開発された咆月の対アラダ用としては最強武装といえるものである。
 この武装は端的に説明すると銃弾としての使用が可能なまで硬度を強化したスローグラス製弾頭部に彫り込まれている咆月本体の精霊回路とシオネの円環を応用して作られた精霊回路で敵アラダによって展開された防壁の構成リューンを吸収して無効化、貫通。アラダに命中した時に防壁から吸収したリューンを体内に開放し逆流させてダメージを与えるといったものである。
 銃本体の構造は中折れ式の一発装填である。理由は至極明解で、開発者藤野曰く「弾本体のサイズと装薬量がバカみたいに大きくて自動式や輪胴式だと間違いなく発射時に銃本体が破裂する」と強度の問題からこのような構造となったそうだ。弾薬も通常の弾薬ではなく弾頭部に彫り込まれた精霊回路がライフリングで削れるのを防ぐのに23ミリハンドライフルで使用されているAPFSDSと同じく弾頭保護用装弾筒取り付けている。弾頭保護用の装弾筒自体は銃口から飛び出した時点の風圧により外れるので問題ない。装弾筒があるので薬莢を含む弾薬のサイズは20ミリ機関砲弾と同じサイズとなった。弾頭部自体のサイズは70口径(17.78ミリ)となる。
 ただしアラダに使用した場合は当たり所によっては一撃で生命に関わる怪我を与えることが可能な威力だがアラダ以外の目標に使用した場合は威力も豆鉄砲以下で何の効力もない。それ以外にも欠点はあり、給弾可能とはいえ一発しか装填できないので使用する場合は決定的な場面で使われる。弾薬自体の製造にも手間がかかり(何と一発一発手作り)値段も非常に高価なため生産数が多くない。
 最大の欠点としては発射前に弾頭の精霊回路を起動させるために使用者の根源力を精霊回路に流し込み活性化する必要がある(一発の回路を起動させるのに根源力を5000消費する……などのマイナス効果を必須とする)ので根源力に余裕のある着用者しか使用が出来ない、そのため対アラダにだけは強力であるが使用者も限られる武装である。
 名前のメディエイター(Mediator)とは調停者という意味である。この名前は全てのアラダとの戦いを収めるモノとして作られた事を意味する。
咆月:兵装【現実世界装備】その2
上から 40ミリ高射機関砲
ウォーアクス
超振動大太刀/シールド
●40ミリ高射機関砲
 煌月の40ミリ高射機関砲を改造したもの。現場からの意見を取り入れなおかつ咆月でも運用が可能なように改造されている。有効射程はおよそ4キロメートルと超長距離射撃も可能な兵装である。フルオート射撃が可能で装弾数は弾倉に14発。
 ただし非常に重く咆月でも肩に担いで両手で保持する必要がある。威力にいたっては40ミリという大口径だけあって簡単に戦車の上面装甲を(たとえ追加装甲が施されていたとしても)ぶち抜き全弾が直撃すれば余裕でI=Dをスクラップに出来るような非常識な威力を持つ。

●ウォーアクス
 高質量、高硬度金属製の斧である。煌月開発時に作られたものを改良したと思えばよい。
 しかし煌月では重量により扱いに難のあったこの装備を動作機構の出力に余裕のある咆月はなんとか片手で振るうことが出来る。近接格闘時の破壊力は抜群であり取り回しもある程度までは改善された為、使用する者が増えている。

●超振動大太刀
 ウォーアクスと同じ素材で出来ている大型剣。ただしこれは刃の鋭さを求めて作られたものであり重量はそれほど重くなく非常に取り回しがよい。WD格闘戦で一番使用されることが多かった武装である。煌月のものに搭載されたものと同じ高周波振動発生装置を搭載しており作動時はI=Dの腕程度なら簡単に切断することができる。開発実験中にスイッチが入ったまま床に落とし刃が根元まで床に刺さってしまい開発者の一人であるヴァンダナが藩王夫人にこってり絞られたというエピソードがある。 

●シールド
 煌月でも採用された大型シールドは非常に好評であった為、今回も咆月用に新たに設計されたものである。
 歩兵の盾となり進軍する時や突撃時に装備することが多い装備である。単純な形に見合わず構造は意外と複雑で3層構造になっている。最上層に柔軟性が高いチタン合金を硬度が高いステンレス合金でサンドイッチして強度を上げ煌月の物より強度を増したクラッドメタル材で出来ており中層は高密度ジェル素材で着弾時の衝撃を吸収する。最下層は炭素繊維を織って布にしたものに樹脂を染み込ませて硬化させたもので銃弾や破片が上層中層を貫通しても炭素繊維布部分で衝撃を吸収され炭素繊維に絡め取られて停止する。
 ただし今回は強度向上のため銃眼は取り付けられず代わりに裏側には簡易陣地構築時に地面へ固定するためのパイルバンカーが表からは見えないが装備されている。
咆月:兵装【ファンタジー世界装備】その1
上から 大型槍
中型鍛造剣
剣鈴(レプリカ)/弓矢
●大型槍
 FEGではファンタジー戦闘に慣れていない為、熟練した使い手でなければ使いこなせない中型鍛造剣だけではなくこの手の武装の初心者でも使いやすい槍を作った。
 「ははは、ネタはたくさんあるぞ!」と開発時に技族ヴァンダナがあやしいこと言っていたが一時期WDダンサーであり本格的な近接戦闘訓練を行った経験がある文族藤野は「趣味もいい加減にしてください!とっとと作りますよ!」と一蹴して設計に入ったそうだ。
 形状は単純で円錐の底部に持ち手を取り付けた騎乗槍をベースとして設計されている。基本的には正面に構えて敵に突き刺すが接近された場合、思い切り横に振ることで槍自体の重量を利用して敵の側部に非常に大きな打撃を与えることができる。
 近距離での取り回しを考慮して柄は短く作られているが柄尻を外し延長用の柄を取り付けて間合いを長く取れるポールウエポンとしての使用も可能である。

●中型鍛造剣
 ファンタジー世界では機械を内蔵した超硬度大太刀が使用できないのでその代用品として開発されたものである。通常の日本刀と同じように軟鉄を鋼鉄でサンドし幾度も叩き、鍛え上げ、研いで刃をつけた剣である。形状は西洋形の諸刃剣で非常に優美な形をしている。だが日本刀と同じ構造により強度と靭性も高く熟練した使い手ならば厚さ1センチの複合装甲さえも斬ることができる。これもまた手作りで生産に手間がかかるがその威力と美しい外見に惚れこむ者が多く人気があり一振りでも発注してから手元に届くまで最低でも一週間かかるそうだ。

●剣鈴(レプリカ)
 ガンプオーマの武楽器である剣鈴、それのレプリカである。オリジナルのように精霊回路は彫られておらず純粋に武器としての使用を主眼に製作された。金の3倍以上の比重とタングステン以上の硬度を持つ希少金属レニウムを混ぜ込んだ超高比重・超高硬度鋼により作られた刃は斬撃の威力は非常に高く、刀身根元に埋め込まれた鈴も非常に軽やかな音を鳴らす。サイズに見合わない重量と剣鈴独特である取り回しの癖があり使用者は非常に少ないが戦場で非常に目立つ為、リーダーがシンボルとして持つ場合もある。まさに戦場を舞う舞踏、ウォードレスダンサーに相応しい武装であろう。

●弓矢
 以前のロジャー奪還作戦であったようにファンタジー世界での中距離・対空戦闘での手段は非常に少なく空からの攻撃には防御以外の選択肢がほとんどなかった為に作られた。
 弓と矢の主要な素材は表面に硬化加工が施された木でできておりどこの世界でも使用が可能である。ただし弓の弦だけは金属製でありかなりの勢いで弓を発射することができる。矢に関しては鏃に返しが付いていて命中した後、引き抜くことが困難となっている。
 射程はおよそ100メートル。
咆月:兵装【未来世界装備】その1
上から 10ミリ電磁投射砲「突貫丸」
パルスレーザーガン
●10ミリ電磁投射砲「突貫丸」
 第6世界(式神世界又はNW以上の技術レベルを持つ世界)での運用のために開発された武装の1つ。これは一般的なレイルガンではなくコイルガンである。なぜレイルガンではなくコイルガンを設計したかというと単に消費電力の問題があり(コイルガンはレイルガンに比べ大幅に電力消費が少ない)レイルガンの採用は却下された。
 コイルガンの原理は「コイルに電流を流した時に発生する磁力で弾体を引き込み加速させ発射させる」である。
 そのためコイルは強力な磁界を発生させる必要があり超伝導状態が維持できるコイル素材から開発された。そもそも超低温でなければ超伝導状態にならなかった素材ををほぼ常温にも関わらず超伝導状態にすることが出来る新素材が完成したことによりこの装備は一気に実用化への道を進んだ。発射用の電源は本体前部に接続された交換可能のバッテリーから供給される。これも新開発の高エネルギー封入容器の実用化で完成した。これらの新技術は藩王夫人である原素子女史の協力によって完成された。
 弾体は貫通性能を高める為に口径10ミリとされた。素材はタングステンカーバイトの粉末とコバルト粉末を混ぜて焼結することによりできる炭化タングステン主体の超硬度合金に磁性体処理と表面に耐熱加工を施したものを弾体としている。装弾数は弾倉に15発入る。
 初速は実験計測時に秒速3.2キロメートルという異常な速度を叩き出した。(通常の拳銃では秒速300メートルから400メートルk、ライフル弾でも900メートルから1000メートル程度である)試射実験時に試験目標どころか試験場の壁にも穴を開けるという結果を残したことから、全てを突き抜ける武装であれということで突貫丸という名前を貰った武装である。最大射程は計測実験を行っていないが最低でも10キロ近くはあるらしい。主要用途は40ミリ高射機関砲でも破壊できない目標の破壊と攻城戦闘である。なお照準は突貫丸本体に搭載されたFCS(火器管制装置)内蔵の照準機を使用する。

●パルスレーザーガン
 これも第6世界(式神世界又はNW以上の技術レベルを持つ世界)での運用の為に開発された武装である。高出力のパルスレーザーを照射しそれによる熱量で敵を熱膨張させたり溶融させて破壊する。発射時のエネルギーは本体後部のヘリカルタイプ弾倉に18発入っている高性能液体炸薬入りカートリッジの液体炸薬を爆発させてそのエネルギーで発電するというものである。これにより簡単に高いエネルギーが手に入った。ただし絶大な威力の代わりに射程が100メートルと非常に短く発射時に周囲の温度が一気に数百度以上上昇する為、歩兵との同時運用には大きな危険がありWDのみの部隊でしか運用させられない武装となってしまった。しかもカートリッジの数と同数しか射撃できないためによる火力不足と短い射程が指摘された。そこで銃身の下にはオプションで煌月用のアサルトライフルを小型化したものや歩兵用サブマシンガンなどをレイルシステムで取り付けられるように設計された。これも照準機は本体上面に接続されているFCS(火器管制装置)内蔵の照準機を使用する。
 ちなみに液体炸薬入りカートリッジは一発でFEG国内のサラリーマンの月給4分の1がなくなるほど高価なもので訓練で消費した場合は全て回収して再利用される。
Z:外伝・開発の歴史(デザイン)
咆月:基本設計図

WD【煌月】と、試作WD【瞬月】の延長
メカ重視のためボツ

精霊回路の導入、士族用に装飾を追加
まだメカっぽいのでボツ
画:是空とおる


咆月:初期型ファンタジー仕様 咆月:初期型絢爛舞踏祭仕様
甲冑や甲殻型WDなどをイメージしたデザイン。精霊回路の段階で断念
画:ヴァンダナ
[:外伝・開発の歴史(咆月生産SS)
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 その日、FEG国内のI=D生産工場では特殊用途WD「咆月」を生産するために国民総出で生産ラインで針と糸を持って縫い物をしていた・・・

 I=D工場でWDの生産で縫い物?

 いや、とにかく縫い物なのである。I=D生産ラインから次々と流れてくる部品になにやら銀糸で回路模様を刺繍しているのであった。

 「がんばれー!がんばれー!俺も頑張ってるからー!」

 沢山の国民が縫い物をしている後ろでなにやら聯合関係の大量の資料と国内財務さらには新規アイドレスなどの書類に埋め尽くされながらペンを振るいつつも藩王である是空とおるが叫んでいる。
 これだけだとFEGが奇人変人の集団に変わってしまったように見えるので詳しい状況説明を入れよう。
 事の発端は特殊用途WDの開発を始めたことである。当初は第6世界での戦闘を重視していたが後に要求性能が発表された直後、開発陣を阿鼻叫喚の渦に陥れた要求であった。

 それは 「対絶技用精霊回路の搭載」 であった。

 そう、特殊用途とは対アラダ戦闘に特化したWDという意味だったのだ。当初開発を担当していたFEGメカ部は「機械は専門だが精霊回路は手に負えない」となり藩王に相談した結果WD本体の設計を藩王と藩王夫人それに国内逗留ACE陣、さらには海法避け藩国の海法紀光氏に担当してもらうこととなったのである。

 海法氏による開発の協力にはまた色々あったのだがここではそれは省略する。

 武装に関してはFEGメカ部が寝る間も惜しみ月月火水木金金のペースで近代戦闘にファンタジー世界での戦闘など多種多様な戦場に対応する為、大量に開発した。
 とにかく対アラダ戦闘に特化したWDというコンセプトで開発された特殊用途WD咆月はそのような紆余曲折の末に設計が完成した。

 そう設計だけは……

 いくら設計図があってもWDが勝手に何処かから現れるわけではない。だれかが材料からそれを作らねば形とならないのである。
 しかも設計が特殊であり人工筋肉などの基本構造と武装は煌月の生産設備を改良したもので生産可能なのだがネックとなったのはやはり

 「精霊回路」

 であった。

 精霊回路だけは機械で作ることが出来ず手作業で作ることとなった。 
 その方法こそが

 「銀糸で回路部分を刺繍する」

 という訳である。

 場面は再び工場に戻る。今回は人手が必要な作業でありあらゆる方面にお願いして国民総出で刺繍をしている。それだけを見ている分にはある意味壮観であるが場所によっては非常にシュールなものになっている。
 生産ラインのはじめの方では女性陣が刺繍を行っていて中盤だと猫士達が苦労して手に針を持ちながら刺繍を行っている。
 それがだんだん後のほうになってくると普段はごっつい筋肉のオッサン並んでチマチマとなれない刺繍を手に針刺しながらしている光景が見られるのである……それだけでも十分破壊力は抜群なのだが最後のほうともなると摂政達までも動員されておりその分のしわ寄せが一気に彼(彼女)達に回ってきているのである。

 その結果

 摂政のやるはずの仕事→摂政いないので出来ない→全て藩王に仕事が回ってくる→藩王本来の仕事+摂政全員の仕事→地獄のような書類の山→藩王必死の書類仕事

 となって冒頭の叫びながらペンを振るう藩王が出来上がるわけである。

 摂政達も当初は「たまにはこういう仕事もいいかもね〜」などと言っていたが生産ライン最後ともなると大量の部品がやってきて手一杯となり殺気立っている。

 技族の長とも呼ばれる高渡は器用にパペットで刺繍を行っているがパペットの額にもなにやら怒りのマークがくっついている。
 摂政達に混ざって他の一般メンバーも同じく刺繍を行っているものが多くいるが、彼らもなにやら眉間に皺が寄っていたりする。

 「何でこんなに大量の・・・」
 「効率化が必要ですよ。っていうかいつもの仕事の方が楽ですぅ」
 「痛い、針刺さったよ。普段針仕事なんてしないし」

 それはそれは苦労の塊のような状態と化しているのであった

 だが……メカ部関係者と一部男性陣はその工場の別棟にある普段試作品をハンドメイドで製造している通称工房という場所で灼熱地獄の中、ファンタジー世界で使用する剣や剣鈴の鍛造、対アラダ用の切り札となるであろう特殊拳銃「メディエイター」用弾頭の製作を手作りで行っていたのである。

 そちらもそちらで非常に大変であった。

 「炉の温度が低すぎる!これじゃ珠鋼ができないぞ」
 「うう〜暑い・・・バタンッ(暑さによるヒートストレスと脱水症状で倒れた音)」
 「ぎゃー担架持ってこーい!」

 などとこちらもこちらで修羅場になっていたのである。

 そのまま日も暮れて第一次生産分の咆月が完成したその日、藩王は処理した書類に埋もれつつ真っ白になり国民と摂政達などFEG主要メンバーも疲労でぶっ倒れていた。
 そのようにさまざまな苦労の積み重ねの結果完成したのが特殊用途WD「咆月」なのであった。


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文章:藤野俊彦
●最後に
 えー。夢装備です。ぶっちゃけ。
 その中から前回の煌月にも言えたことですが、上記開発の各種がどこまで採用され、実際の運用となるかは開発結果次第である。メカ部考案の「メディエイター」なんて便利武器が採用されたりすると確かにうれしかったりするが……。
 今回のウォードレスの開発は様々な状況を8ヶ月追ってきたフィールド・エレメンツ・グローリーの総力であることは間違いないです。

 開発、設定に尽力した国民に感謝する。
 また、未婚号の存在が大変参考になりました。海法さん、避け藩国の皆さん、感謝いたします。
フィールド・エレメンツ・グローリー藩王 是空とおる
WD画:是空とおる
本文:是空とおる/海法紀光(協力&海法避け藩国の皆さま)
兵装画:ヴァンダナ
兵装文章:藤野俊彦
●おまけ
ウォードレス:咆月:女性型
前掛けの猫肉球と側面の亀型がファイアーキャットとアースタートルを暗示する。
画:是空とおる
目次

●トップへ

T:開発概要

U:現運弱点の改善

V:要素解説

W:精霊回路【なぜなに開発秘話】

X:精霊回路【設計コンセプト】

Y:兵装(ヴァンダナ&藤野ワールド)

Z:外伝・開発の歴史(デザイン)

[:外伝・開発の歴史(咆月生産SS)

●おまけ
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